まずはベタな名古屋めしから。 ・味噌かつ 味噌かつ「丼」になりますが、栄の叶。 見た目はワイルドですが実は甘さごく控えめの上品な味わいです。 ・きしめん 円頓寺のみよし。ここのきしめんを食べると、有名な駅ホームのきしめんは確かにおいしいけどあれはあくまで「きしめん風うどん」である事がお分かりいただけるのではないかと。みよしのやつは、節とたまりがはっきり酸味を感じるほどに濃い（そして甘でカドを叩いてない）実にくっきり印象的な味わいです。 ・あんかけスパ ヨコイ、と言いたいところですが、ヨコイは店舗や混み具合、作る人によってコンディションが大きく変わるため、まずは名駅はじめ各所にあるチャオをオススメします。チャオはよく「初心者向け」と言われます。それは確かにそうなんですが、同時に、あんかけスパを一通り知った後に改めてその凄みがわかる、ある意味最も通好みの店でもあります。 メニュー豊富なのですがなるべくシンプルな、純粋に麺とソースを味わえる物を。ミラカンはなるべく避けてください。 あと、あんかけスパを理解したと思えたら、岐阜まで足を伸ばして「あさの」に行ってください。最初から行くとわけがわからないと思うので。 ・ひつまぶし いば昇をおすすめします。ただし、一般的には決して評判が良いとも言い切れません。鰻が固い、タレにコクが無い、ダシが付いてこないのでお茶をかけるしかない、といった所が不評の原因です。僕にとってはそれらは全て長所なのですが。 無難に行くなら熱田神宮の蓬莱軒です。その路線なら本当はなまずや名東分店が僕は好きなのですが車が無いと行けない場所です。 ・天むす 千寿一択です。最近の当地では「麺つゆ味」みたいな天むすが人気ですが、正直そっちはあまり面白みのない食べ物です。千寿はあくまで塩味、そこに微かに黒胡椒と味の素。 次にそれ以外 ・洋食 ラク亭。「スカロップ」という名の素晴らしいカツレツがあります。 ・フレンチ イノーヴェ。本能が震えるビストロです。もしランチで行っても必ずアラカルトから一品は追加して下さい。肉料理もさることながら、クネルが激推しです。 ・ピッツァ JRで15分、岐阜まで足を伸ばして「ダ・アチュ」へ。ここでは絶対に「フェラリーニ」という、パンチェッタコッタドルチェのピッツァを食べて下さい。絶対にです。Lサイズだと確実に、より美味しいです。後はなんでもいいです。なんでもおいしいので。