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倫理上好ましくない言論や表現が、公の場において社会的な批判を受けることは、免れない

 るくんね様が以前記されていたこの一言に尽きます。時間はかかるにしても、胡蝶辺明日子という名前は二次創作で使われなくなっていく事でしょう。アイヌの方々の心情を思えば、それ自体は良い事だと思います。

 ただ、「倫理上好ましくない言論や表現」の判断基準は個人差が大きく、和名の様に容易に判別の出来るものばかりではない為、二次創作にアイヌルーツのキャラを登場させるには相当な知識と配慮が必要になってきます。また、今回の諸々からも明らかな通り「倫理上好ましくない言論や表現」を盾に気に入らない創作物を誹謗中傷する人も出てくるでしょう。その様な経緯を経て、アシリパやイポプテの出てくる二次創作は減っていくものと思われます。寂しいですが仕方のない事なのかなと考えています。

 各所とのコラボにおいて、アシリパさんの装いに対していつも何処かしらからクレームが入ります。そして、今回のサンリオカフェにアシリパさんはいませんでした。それもまた、「倫理上好ましくない言論や表現」に配慮した結果なのかなと思いました。

 「倫理上好ましくない言論や表現」を盾に誹謗中傷や抑圧を行うひとたちが発生してしまうこと、その抑圧に耐え切れず、自分の表現を制限せざるを得ないひとが出てきてしまうこと、これは、こうした批判をする際に最も懸念しなければならない「最悪の事態」であり、避けたいことです。  サンリオコラボのカフェにアシㇼパさんがいなかったこと、私もとても悲しかったです。一つ、示しておきたいのは、「倫理上好ましくない言論や表現」への配慮は、その存在を抹消する、腫れものを扱うように、無視することではありません。  アシリパさんの服装に入るクレームはどのような意図を持っていたのかを考え、対応していくことが必要なのではないかと思います。ツイッターで見かけた意見の中には、例えば、アイヌの衣裳を取り入れた洋風あるいは和風の服装をアイヌルーツをもつデザイナーとコラボして作るなど、そういった対応などが期待されていました。他人への「配慮」とはそれに纏わる何かを抹消することではない、これは強く主張していきたいと思いました。 ご意見ありがとうございました。

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