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最近の鑿に多い傾向です。使った時に口金が切削対象木材に当たらないようにという設計で、高名な堂宮の棟梁もその設定を推奨するようなビデオを見たことがあります。しかし、明らかに力を伝えるには不利であり、また突くだけの使い方においても、使用感に不自然さが伴うことになります。千代鶴是秀も、私が知っている本当に上手い大工たちも、鑿柄の中心線の延長に刃先がなるべく近く設定されたものが、より使いやすい、という結論で一致しております。 好みの問題、と言う面もありましょうが。 やや温めて、叩いて直すことは出来ますが、鋼や地金に亀裂が入ることがありますので、気をつけてやらねばなりません。
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