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欧米のスーパーモデルは大抵180cm位の高身長で気が強そうな美女ですが(ジゼル・ブンチェンとか)、日本のモデルやグラビアアイドルは大抵平均身長程度で、かわいい顔が欧米に比べたら多いように見えます。

なぜここまで真逆なんでしょうか?

以前、ロボットSFがなぜ日本では流行ってアメリカでは流行らないのかって話をnoteに書いた時にもしたけど、欧米は英雄神話の国。つまり、まだ男性性が未熟な少年や若者が魔物を倒して、立派な男性性の持ち主、すなわち「英雄」という立派な男になることを称揚する文化である。 昔話って、基本的に敵(魔物)が出てくるわけよ。それが英雄に倒されるわけよ。あるいは若者に倒されて若者が英雄になるわけよ。これを英雄神話って言うんだけど、河合隼雄先生曰く、欧米は英雄神話の国であると。 対して日本ではどうか? 魔物を倒す昔話は? 実はあんまり多くない。だから、ロシアの男の子なんかは、日本の昔話を聞いていて「いつ敵は出てくるの?」「いつ倒すの?」って聞いてきちゃうわけ。でも、桃太郎とか特殊なお話以外、出てこない。昔テレビでやってた「マンガ日本昔話」でも、敵を倒す話ってあんまり多くなかったと思う。 これが意味しているのは、日本は英雄神話の国ではないってことである。 英雄神話の国で言う「英雄」とは、「男性性の高いオス」のことである。欧米では、大人の男は男性性が高いのが当たり前。当然、女をエスコートできるよね? 愛する女を守れるよね? もちろん、ベッドでもたくましいわよね。ガンガン攻めて女をイカせてくれるわよね?  まさか、夜の寝室で赤ちゃんプレイを要求したり、授乳手コキを求めたりして「え? あんた成熟した大人の男やなかったんかい。あんた、赤ん坊かい」ってことはないわよね、ってことになる。性的不寛容の源ね。 実際、ロシアでは赤ちゃんプレイはできない。ロシア女性にお願いすると拒絶されたという話がある。 それくらい、欧米は英雄神話が根強い。そして、男性に対して「高い男性性」が要求される。そして英雄神話の中で生きている女もまた、英雄になろうとする。結果、女も女バージョンの英雄みたいな方へ向かう。これが映画になったのが『プリティウーマン』。プリティとか言ってるけど、中身は女バージョンの英雄神話。 さらに、高い男性性の男に呼応するように、女性も高い女性性の女を求められる。英雄神話の国では、かわいいなんてのは女性性が未熟な存在、すなわち少女である。高い女性性を是とする国からすれば、称揚できる存在ではないのである。だから、日本と違って幼い顔だちのアイドルがショーをするなんてのは出てこない。 ショーは成熟した女性がなす。そして同じようにモデルも成熟した女性、すなわち高い女性性の持ち主がなす。かくして、スーパーモデルは自立した女性、非常に女性性の高い象徴として現れる。だから、気が強いのである。背が高いのは、日本人と身体が違うからで、そこは関係ない(笑)。 とにかく、欧米は英雄神話の国である。高い男性性を軸に据えた国である。そして、めっちゃ厳格な父親をキリスト教の唯一神に持つ国である。だから、フロイトやラカンの精神分析で「男の去勢不安」「女のペニス羨望」ってのが出てくる。 男の去勢不安ってのは、父親に男根を切り取られちゃうんじゃないかって不安。女のペニス羨望ってのは、女の子が自分も男根が欲しかった、でも、母親は男根のある身体に生んでくれなかった、恨めしやっていうもの。 男根を英雄性として捉えると、欧米は男根中心=英雄中心である。屹立する男根、すなわち屹立するファルス中心である。男根のことをギリシア語的にはファルスと言うのだ。 このファルス、すなわちチンポは、英雄神話の核である。英雄であるとは精神的にたくましいこと、敵を倒すこと、そして夜もたくましいことである。それを象徴的に表すと、たくましいチンポ、屹立したチンポになる。 英雄神話の国は、ある意味チンポに取り憑かれている。チンポに取り憑かれているので、「男の去勢不安(男根喪失不安)」「女のペニス羨望(男根羨望)」が生じる。 精神分析という、英雄神話の国で編み出された地域限定の偏狭な理論があるが、精神分析では「ファルス」なんていう学術タームがある。ファルスって、チンポそのものやないかい。それを学術タームに取り入れるんかい。どこまでチンポが好きなんや。どこまでチンポに取り憑かれとるんや。 チンポを学術タームに取り込むというそのセンス、その背景には、チンポに取り憑かれている姿、男根中心主義の社会がある。その裏には英雄神話がある。厳しすぎる父親像を唯一神として崇めるキリスト教の影響もある。だが、それらを指摘する人は、ほとんどいない。チンポに取り憑かれている人は、チンポに対して盲目になるのである。 で。 チンポに取り憑かれている人たちの話、チンポが英雄の象徴的存在となっている話をしてきたけど、その話を踏まえてスーパーモデルを見てごらん。 むむ? むむむ? あの気の強そうな顔、精神にチンポを埋め込んだ感じに見えてこないかい? 心に精神的チンポをはめ込んでいるように見えてこないかい? 英雄の象徴は、ある意味チンポ。それは夜に生理的に機能する優秀なチンポでもあり、そして昼間には精神的に機能する優秀なチンポでもある。 英雄神話は、このチンポを軸にしている。そして欧米社会も、英雄神話を軸にしている。つまり、欧米社会はチンポを軸にしている。軸にしているだけに、男は優秀なチンポを持つことを求められる。女も英雄神話を生きるので、欧米の女もまた優秀なチンポを心に持つことを求められる。 だから、スーパーモデルは、美しいんだけど、硬い。彫刻みたいに硬い。少なくとも日本人的には女性らしさを感じない。女性らしいやわらかさ、女性らしい優しさを感じない。それは恐らく、彼女たちの精神の中に英雄神話が、精神的なチンポが埋め込まれているからだろうと思う。 そして欧米はチンポに取り憑かれていて、男のチンポの優秀さを証明したくてたまらないので、pornhubの調査では、欧米ではアナル願望や3P願望が日本より遥かに高いのだと思う。 アナル願望は「おれさまの方が偉いんだぞ!」って主張するプレイ。3Pは「おれさまの性的能力の優秀さ(チンポの優秀さ)を見たか!」ってプレイなのです。

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