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翼竜や首長竜と言った恐竜じゃないけど恐竜といわれる生き物っていますよね。この説明すると質問してきた方がちょっと面倒臭そうな顔をします。
私の話術スキルが貧しいのが原因なのですが、なにかアドバイスをお願いします。
少しでも興味を削ぎたくないので……

そうですね、まず話術が貧しいのが原因と自覚されているようでしたら、色んな人と話して、古生物以外のことを話す術を磨いて行くと良いと思います。自覚できるだけ見込みはあると思います。 そのうえで、、、ちょっと状況が完全にはわからないのですが、このシチュエーションで受けている質問は、「翼竜(首長竜)は恐竜ですか」という質問ではないようですね。もしかしたら「翼竜(首長竜)が恐竜ではないこと」をわざわざ教えなくても答えられる質問だったのではないのですか。それをわざわざ教えようとしたら、それは情報が過剰だし、指摘されなくても良い間違いを指摘されたことになるので、めんどくさいなと思われるでしょう。 ほかにも、私が見聞きしたケースでのディスコミュニケーションを紹介します。首長竜が恐竜ではない理由はなぜと聞かれて、それを説明するのに各分類群の定義(骨学的な共有派生形質や、系統樹ベースでAとBの共通祖先とその子孫全て・・・)から始めてしまう人がいますが、それは正しくはあっても理解させるための説明にはなっていません。たとえばこの二つのグループの一番わかりやすい違いを説明してあげると良いのではないでしょうか(主竜類に特徴的な肢の付き方など)。 ちなみにあなたのケースとは関係なく、私が個人的に本質的に問題になりやすいと思うポイントを紹介します。解説する側が「理解してほしい」という目的からではなく「知識を持っている自分を見てほしい」という心理が動機で教わる側に接してしまうことです。知識でマウントされることは、知りたいと思う人にとって極めて不快な行為です。もし自分にそのような自覚がある場合はいちど自分を見つめ直してほしいし、そのような気持ちが全く無いと断言できる人は本気で自分の人間性を疑ったほうが良いと思います。

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