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最近の曲作りでは、なんだか尖らないと落ち着かなくなってきました。尖っていても売れますか?
そもそも、とにかく音楽で売れたい!っていう考えは危ないですか?(もちろん音楽に愛着はあります。)

"尖っていても売れますし、売れたいと言う気持ちは自然な事です" 聞く人によって答えが変わる質問です。尖る事で売れた人に聞けば「尖った方が良い」と答えるでしょうし、ヒット曲を分析、応用し売れた人に聞けば「尖るより分析を」と言うでしょう。 私(渡邊)の場合は、音楽を仕事にしたいと流行を取り入れ様々な楽曲を制作するも売れない時代があり、ある時から「もう、ええわ!金輪際好きな音しか書かない!それで売れなければ、それで結構!」と、徹底的に”好き”を追及し尖りまくりました。 そうやって書いた曲は異形すぎた為、一般的には売れはしませんでしたが、一部のトップクリエイターの目に止まる事になり、そこから売れるまではあっという間でした。そして今でも「好きな音しか書かない」は貫き通しています。 なので私の答えを正確に言えば「尖った方が売れる」になります。 それから「売れたい」という思いは「人に聞いてもらいたい」であり「人に認められたい」でもあります。それは「親に認められたい」や「好きな人に認められたい」と同義です。それは人の尊厳につながるものであり、とても自然な感情です。 表現を自身の尊厳の問題と考えるのであれば、どういう音楽で誰に認められるのが良いのかは自ずと見えてくるのではないかと思います。

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