5/23

よく編集者が叩かれている昨今ですが、大童さんの担当の方はどうですか?映像研に良い影響を与えていますか?

ワシも最初は身構えてましたが、初代担当さんから映像研にはとても良い影響です。皆さんの感想から評価が高い箇所の多くが担当さんからの指摘や質問を受けて僕が考えるに至った表現だったりします。4集だと水崎氏が「忘れてないでしょ」と言うシーン。最初のワシの案では、浅草氏が「忘れてた!」→「なので改めて取り組まねば」というだけのシーンでしたが、担当さんから「本当に忘れてたんですか?」と聞かれました。そもそもこのシーンはワシ自身が連載に追われる中で、初期では力を入れて描こうとしていた部分も当たり前のように無視するようになっていて、もう一度そこにフォーカスして力を入れたいと思ったからこそ描こうとしたシーンでした。「忘れていた」というのも本当ではあります。「忘れていた情熱」とかよくある言葉ですがそれは本当であります。でも、心の根元から本当に忘れていたかというとそんなことはなく、ずっと引っかかっていたことであり、忘れるはずがないわけです。編集さんとはそんな感じです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク