凄く嬉しいメッセージをありがとうございます。そして、こうして気持ちを語って下さることが、私以外の編集者にとっても大きな力というか、学びになるのでシェアさせてください。 自戒と反省を込めて…と先の質問箱に書きましたが、立場が違うとびっくりするぐらい視野が変わるというか…良かれと思ってやることが間違っちゃったりするんです。 作家さんからすると「なんで??」「ちょっと考えればわかるじゃん!!」って感じると思うんですけど、編集者は心の底から作家さんの役に立つ指摘だと勘違いして言っちゃたりするんですよ。 そういう時に考えを改めるきっかけになるのは、同僚編集者からの「作家さんはこう思うかも??」という想像から出る指摘より、やっぱり作家さんからの言葉だと思います。 あなたの担当は、あなたを作家として売り出したくて仕方ないんですよ。 つぶそうなんてこれっぽっちも思ってない。 だって、それは担当にとって損なことですから。 なのに、自分が良かれと思って発した言葉が、あなたの描く気持ちを削いでしまった。 多分、担当なりに気づいて、悩んでたんじゃないかな…。 あなたの担当だけの話じゃなくて、 「この人はきっと将来、凄い作家になる!!」って思って意気込んで担当した人が、みるみる輝きを失っていってしまって、どうしよう?どうしたら??って悩んでる編集者は他にも絶対いて。 だから、あなたがこうやって語ってくれたことで、 編集者目線で「絵で損しちゃってるな。そこが伸びしろだな」と感じた時に、自分の価値観で「絵が古い」とか言うより、まず作家さんの伸びたい方向を聞いて、知って、その方向に作家さんが伸びていけるにはどうしたらいいかを一緒に考える方が、作家さんを伸ばすことになるんだなーと実感できれば、今日からでももっといい仕事するようになると思います。 我々に、大事なことを教えてくださってありがとうございます。 こちらこそいつか、あなたのように眩しいほど真っ直ぐな気持ちを持ち合わせている作家さんに仕事相手として選んで頂けるように頑張っていきたいと思います。 いつかお目にかかれる日が来れば嬉しいです。
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