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突然すみません。
私は建築専攻のM1 24卒の就活中です。
これまでの学生生活で多くの設計課題に取り組んできたという事実は確かにあるのですが、ホームページやパンフレットに記載はもちろんされたことないですし、贔屓目に見ても良き作品揃いではありません。

ひとつずつかみくだいても、手書きの図面・パースや模型、CGスキルどれもクオリティは低いです。確かに学部の一年生の頃から比べれば成長は感じられますが、院進までしたのにこのレベル?と思われても仕方ないと思います。

建築関係仕事をされてる方とお話すると、建築が好きなんですね!と言っていただけることが何度かありました。確かに、考えが煮詰まるプロセスも含めて楽しいかも、好きかもと感じる瞬間はありますが、出来上がったものを見たときやっぱりだめだとひどく落ち込みます。

前置きが長くなりましたが、このような背景から今とても困っていることがあります。ガクチカを書くときです。

何を書いても自身持って頑張ったとはいえず、結局当たり障りのないアルバイトの話を書いてしまいます。せっかく5年間建築を学んできたのにそれがESに反映できないのが情けなくてたまりません。

マイナスな発言ばかりで大変恐縮ですが、わかりやすいエビデンスとなる受賞歴などない場合、どういったところに注目して頑張ってきたと思えることを表現すればよいのでしょうか。

こんにちは。ガクチカ、他の人と比べて何か特別なことを書かないといけないと思ってしまいますよね。大丈夫です。受賞歴がない学生が大半です。 企業側がESで知りたいのは、他の人と比べてその人がどうか、ではなく ・過去の状況から、どんなプロセスを経て成長を遂げたのか ・これから、何を目指しどう努力していきたいのか という「あなた軸(の過去から今、そして未来へ)」の話です。そこにしっかり向き合いましょう。 メッセージを読ませていただきましたが、ESに書けそうなポイントがいくつか見つかりました。 1.院進して5年間建築を学んだ 2.学部一年と比較して成長を感じられる 3.建築業界の人から「建築が好きなんですね!」と言われる 4.考えが煮詰まるプロセスも含め建築が楽しい、好きと思える 5.出来上がったものを見たときにひどく落ち込む 特に、3と4については「建築が好き」と自信を持って言えない状態で就活に望む人も少なくない中、質問者さんの大きな強みになります。 何をしているときにそう言われたのでしょうか?建築を楽しそうに、いきいき取り組まれている質問者さんが目に入ったからその方はそう言ったはずです。 また「考えが煮詰まるプロセスも含め楽しい」、ここまで明確に言語化できているのが素晴らしいと思います。そもそも「建築が苦手だ」「自分にはできない」と弱気になってしまう人の多くは、深考が苦手なことが多いと思います。考えが煮詰まる、出口が見えないことはとてつもなく苦しく、自分の能力を否定された気になってしまうのです。 そこを含めて楽しみを見いだせているということは、仕事でも「最後まで考え、やりきれる」という強みにつながります。 このように、新卒で重視されることが多い「建築への情熱」を、まず書くことができるのではないでしょうか。 続いて、1と2についてです。 冒頭で、企業側が知りたいのは「過去の状況から、どんなプロセスを経て成長を遂げたのか」「これから、何を目指しどう努力していきたいのか」だとお伝えしました。 現在のスキルがどうかは置いておいて、建築を学び始めた当初から今に至るまで、どんな成長があったか?何ができるようになったか?そこに至るまでにぶつかった壁は?それをどうやって乗り越えたか?乗り越えた結果、何を得られたか?それを仕事でどのように活かしていきたいか?そこを明確にしましょう。 そこには、周りの誰かの作品や評価は介入しません。「質問者さんが、どうだったのか。どうなりたいのか」ひらすら自分と向き合って、考えてみてください。 最後に5ですが、自分の作品を見て落ち込むということは、質問者さんの理想の建築像や周りと比べてしまうとか、自分の思うアウトプットができなかったとか、自分に甘くて頑張り抜けなかったとか、何か理由はあると思います。でも、いずれにしても、質問者さんに「頑張りたい」と思う気持ちは絶対あったと思います。それがなかったら落ち込みませんので。 自分の中にどういう経緯でつくられたどんな理想があったのか?それに対し何が足りなくてどんな行動を取ったのか?落ち込んだときにどう気持ちを立て直し、次に向かうことができたか?院進までさせた情熱の種は何だったのか?悔しかった体験を、今後仕事でどう活かしていきたいのか?などのエピソードを書き出すことができると思います。 長くなりましたが、このように、質問者さんなりに努力を重ねてきた5年間には、経験とエピソードがたくさん詰まっています。努力の大小、受賞歴の有無だけで結果は決まりません。それらを活かして、今後どう活かして会社に貢献していくか、が大事なのです。 しっかり自分に向き合い、頑張ってきた経験を思い出してみてくださいね!応援しています!

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