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先程ニュースで「デモのせいで輸送の際の安全が保証されず、野菜が値上がりして困っている」という人々の声が紹介されていましたが、まさに暴徒が治安を悪化させたことによる弊害が、一般市民の生活をさらに苦しくしている例かと思います。いわゆる活動家の方々は煽るだけ煽りますが、ではどうしたらこの国の貧富の差が無くなり皆が豊かになるのかという具体的な考えはなく、ただ政府を打倒したいだけに見えて、残念でなりません。鉱山のみに依存する歪な産業構造をどうしたら変えられるというのでしょうか?苦しいながらも懸命に生きてきた人々が元の平穏を望むことすら否定するのなら、自分たちが広く支持を得られない理由を本当に理解していないのだろうなと感じます。

ラウタ郎さんは、この国の貧富の差をなくすためにはどうしたらよいと思われますか?

貧富の差ですか…。もう市場経済資本主義=格差拡大は既定路線で、税制弄って再分配の比率根本的に変えるとかしないと難しいでしょね。 産業構造的にも外資を呼び込まないと立ち行かない偏った構造なので、門戸を閉じるような、また政府が市場に強く介入するような方針は悪手かとも思います。 なので、ピニェーラ政権が積極的に自由市場のハブとなるべくFTAやTPPなどでイニシアチブ取ってきた路線は間違ってないと思います。 また、一部の裕福な資産が富を牛耳る傾向については確かに歪で不公平ではありますが、国内市場と消費規模の小さなチリが、財閥ファミリー(富豪ファミリー企業、ソラリ家とかルクシック家とかポールマン家とか)が集約した資本を海外投資に回して金融やリテール、航空など南米広域に拡大できたってのもバランスの多様化とリスクヘッジとしてありかと思います。下手に彼らに重税を科して投資活動冷え込ませると、単に資本を海外に逃すだけであまり意味がないと思います。 結論ですが、チリの場合まず銅価格という外的要因に依るリスクがデカすぎるので、先述のリスク分散化を進め、国内の消費を回しつつより再分配比率の高い税制にシフトしていくぐらいしか思いつきません。 あとはLoto買ってワイン飲んで人生万事塞翁が馬。

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