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私は昨年に患者の家族としておしゃべり会に参加させていただいた者です。どこに相談すればいいのかわからず、昨年参加したスマイリーの事を思い出して、こちらに相談してみようと思って連絡しました。

私の母(80歳)が卵巣がんの治療中で、手術後、TC療法+アバスチン、現在はアバスチンのみ定期的に投与しており、先週に15回目の投与が終わり、担当の先生は21回まで続けたいと話していました。

母が10月から帯状疱疹になり、早めの治療が良いと聞いたので、急いで近くの別の病院の皮膚科に診ていただきました。

現在、発疹はほとんど良くなったのですが、痛みが全く取れません。痛み止めの薬を変えたり、増やしたりしましたが、効果がないようです。痛みは昼夜問わず一日に何度も激痛が走るようで、母は夜もまともに眠れない日が続いているようです。今回の帯状疱疹の痛みで気力体力が落ちたように感じます。

帯状疱疹の痛みは人によって長く続くと聞いています。痛みが辛い場合は、麻酔科でブロック注射という治療があると聞いて検討しています。ブロック注射は痛みが続く限り、定期的に通って注射を打つそうです。

現在、帯状疱疹は地元の病院で治療をしていて、卵巣がんは少し離れた別の病院で治療しています。

別々の病院にかかっているので今後の治療の事を考えると、連携が取りやすくてがん治療をしている病院の麻酔科で治療をしたほうがいいのか、帯状疱疹の治療の一環として地元の病院の麻酔科で治療を進めたほうがいいのか迷っています。

婦人科の先生には帯状疱疹の痛みが辛い事は何度かお話ししていて、地元の病院の皮膚科の先生には別の病院で卵巣がんの治療をしている事は伝えています。

些細な事かもしれませんが、何かアドバイスをいただけると嬉しいです。説明が長くなってしまいすいません。お忙しい中大変恐縮ですが、よろしくお願いします。

こんにちは!お問い合わせありがとうございます。 昨年、おしゃべり会に参加いただいたのですね。 ありがとうございます。 今年新型コロナウィルスの影響で対面でのおしゃべり会ができなくなるとは思ってもいませんでした。 現在はzoomを利用し、オンラインでのおしゃべり会を開催していますが、オンライン参加が難しい方も多いのか参加者は少なめです。 対面でのおしゃべり会を再開できるようになればいいなと思っています。 さて、お母さまの帯状疱疹後の痛みが続いているとのこと。 お母さまご自身もお辛いと思いますが、支えておられるご家族も心配で仕方ないですよね。 痛みはご本人から笑顔も奪うし、気力も奪います。 痛みをできるだけとって欲しいというのは、どの病気でも同じです。 そんななか、帯状疱疹で受診している皮膚科と卵巣がんの治療で通っている病院の両方に治療の情報を共有されるのは素晴らしい対応だと思います。 私自身も帯状疱疹にかかったことがあります。 本当に痛かったです。 ただ帯状疱疹に関しては不勉強なので治療に関して(例えばブロック注射という治療方針で本当に良いのかなど)はわかりません。 ですが、卵巣がん治療中にさまざまな病気の治療が必要になってしまう患者さんはそれなりにおられますので、一般論でお返事させていただきますね。 さてお問い合わせの件はブロック注射を行う病院を 1)卵巣がん治療を受けている病院と同じ病院にする 2)帯状疱疹の痛みは近医で診てもらう どちらが良いのかということだと思います。 卵巣がんになっても違う病気に罹患される人はたくさんおられます。 2020年だと、足底筋膜炎という足のかかとの付け根が痛くなる病気とか、喘息、長く続く風邪の症状・・・などのご相談がありました。 卵巣がんで受診している病院が近く、紹介状もなくサクッと受診できるような病院であればそこで、卵巣がんで受診している病院でいいと思います。 メリットとしては、婦人科と連携をとってもらえる、同じ調剤薬局でお薬をもらえるため薬剤師さんの対応もしやすくなります。 しかし卵巣がん治療を受けている病院が少し離れているということ、痛みを取るのに期待を持たれているブロック注射が痛みが続く限り何回か続くことを考えると、ブロック注射は近医でも良いのではないかと思います。 高齢の患者さんでも体力がある方はたくさんいるし、交通的な問題も自家用車などがあればそれほど負担は変わらないかもしれません。 しかし、痛みで気力が落ちているなかでは、病院に通う負担は少しでも軽い方が良いのではないかと個人的に思います。 卵巣がんで通っている病院が「帯状疱疹を得意とする医師がいる」のであれば別ですが、もしそれほど差がないのであれば、できるだけ距離は近く、できるだけ待ち時間がなくサッと診てくれる医師の方が患者さん自身は楽なのではないでしょうか。 もし近医では対応しても痛みをとることが難しい場合は、他の病気による痛みかもしれないことを考慮し連携している大きな病院でお願いしますと紹介状をいただくことになると思います。 その時に卵巣がんで受診している病院を第一候補にされてもよいのではないでしょうか。   卵巣がんの治療もアバスチンが残すところあと数回ですね! お母さまが卵巣がんの治療を少しでも楽に続けてもらうために痛みが取れること、そして負担が少ない通院になりますように。 またなにかありましたら気軽にお問合せください。

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