
質問ありがとうございます。石井先生に聞いてきました。 Notは英語のneedと語源的にはつながっており、「何かが欠けている」から「何かを必要とする」となり、さらに「困っている状態」、「危機」と意味が発展していきます。そのNotから直接作られたnötigは文字通り「(何かが欠けているので)必要としている」という意味です。動詞nötigenは何かを「欠けている・必要だ」とさせる、という意味から「強いる、無理強いする、強要(強制)する」の意味になります。 notwendigは、Notな状態になる(接尾辞-wendig)という意味で、ニュートラルな必要性を表します。確か、近世に入ってから哲学における造語(借用語)だったはず。そのため、「必然的」というのが元来の意味になると考えられます。 erfordlichは動詞fordernから作られた語ですが、同じ「求める」でも、Not「何かが欠けているから必要・困窮・緊急」という語とはニュアンスが違っていて、「求める」の方に力点があります。a、bときたらcがくるしかない、くると求められるという流れの「求める」の意味で、not-系の語と比べると、Notを薄めて客観視した感じの意味になるといえるでしょう。そのため、独独辞典などで調べると、nötigを調べてみるとunbedingt erfordlich「絶対にerfordlichすること」などと説明してあったりして、ここからは「何が何でも」という意味がerfordlichという語にはないことが読み取れます。 日常的な使用について言及しておくと、日常的に「必要だ」というときには普通に困って口にするわけなのでnötigを使う場合が多いと考えられます。たとえば、プレゼントをしてもらったときに遠慮して返す場合のフレーズに"Das ist aber nicht nötig!(そんなご心配はいりませんでしたのに)"というものがあります。 逆に他人の事情に立ち入りたくなければerfordlichを使って「ふつうはそうすることになるみたいですよ」というようなニュアンスで言います。 そしてnotwendigはドイツ人の好きな「論理的にそれしかない」という感じのニュアンスになり、müssenと似たような感じで使えます。
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