さて、締め切りもあってお急ぎだと思いますので、ブログではなくテキストで回答いたしますね。 「原稿用紙換算すれば規定通り」の場合、それを是とするかどうかは編集部の判断になるんじゃないかなと思います。なので、正直出してみないとわかりません。一般論としては、多少のオーバーorショートは許容してもらえることが多いようですが、100%とは言い切れないです。なので、原稿をスリムアップして、どちらの設定でもちゃんと規定内に収まる、という状態で出すことをお勧めします。なお、編集部に直接問い合わせるのはやめましょう。 例えばですが、章がわりに改ページしたり、章タイトルのフォントをデカくしたりはしてしませんか? そういう体裁は本になるときに気にすればいいので、原稿段階では読みにくくならない程度に詰めてしまうのも手です。選考には影響しないと思いますし、それで意外と削れます。また、Wordを使っているなら、設定によっては余計な改ページが入ることもありますので、40×30にしたのに、40×28とか、40×27のページもかなりの割合で混在している、なんてこともよくありますのでお気を付けください。 ただ、一点思うのは、長編新人賞で規定枚数ぴちぴちの作品は、やや冗長かなと思うんですよ。もし、当初700枚だったものをなんとか削って500枚にしました、ということであればやむなしなんですけど、書き上げた時点で500枚だったら、正直、50枚分くらい削った方が、作品の仕上がりがよくなると思います。大方の場合、アマチュアの人が書いた作品というのは、序盤に書きすぎなことが多いので。僕もそうでした。 なので、ここはひとつ文章を研磨するつもりで全体的に削りを入れて、スリムアップしてみるとよいのではないでしょうか。500枚くらいの作品なら、おそらくはストーリーに影響を与えることなく、50枚くらいは削れると思います。僕も、書き上げてからそれくらい削ることがよくあります。余計な文章を削ることで作品のキレが増しますし、規定枚数内までちゃんと削れば、原稿を出した後のメンタルが安定しますし(笑)。一度、より完成度を高める、という気持ちで、原稿を削ってみてはいかがでしょうか。 受賞できるとよいですね! もし受賞されましたら、贈賞式でお会いしましょう。
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