
4888 ステラファーマ バイオベンチャー。親会社は化学メーカーステラケミファで事業内容は「BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)に使用されるホウ素医薬品の開発および製造販売」で、東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額140.4億円、吸収金額43.4億円)です。 業績面では2018.3〜2020.3まで売上0円で現時点では親会社頼りの期待先行バイオベンチャーの中でも特にひどく大赤字の状態です。(にも関わらず社員の平均給与677万円🤯) 具体的に開発製造しているのはステポロニンというホウ素薬剤で、こちらはステラファーマが世界初の薬事承認を取得しました。 現在は加速器メーカーと共同でステポロニンの適応拡大にむけた研究開発と臨床試験を実施して開発パイプラインの拡充を進めています。 主な相手先はエス・ディ・コラボで、売上の100%を依存しています。 エス・ディ・コラボは医療の流通を行なっている会社なので卸先なのかもしれませんね。 化学工業日報によると国内では同剤を用いた治療が2病院でスタートしているが、今後、適応疾患の拡大などに取り組み、将来的には国内治療施設を10施設以上に増やす計画です。海外では三井物産ケミカル(東京都千代田区、柳澤誠一社長)の支援を受け、欧米、アジアの施設に導入を目指しています。同剤を用いたBNCTの普及を国内外で加速させることで、まずは10年以内にホウ素薬剤事業の売り上げを100億円規模まで成長させたい考えとしています。(市場規模は15兆円程度あると見られます。) 創薬に係るプロセスは長く、1つのプロジェクト(パイプライン)がスタートし、最終的に医薬品として上 市されるまでに最低でも約10年かかると言われています。 ステラファーマのような創薬系バイオベンチャー企業が、医薬品を開発から製造、承認、販売及び上市後のフォローアップなどを単独で行うことは一般的には想定しがたいことから、国内外の大手製薬会社に対してアライアンス等を締結(ライセンスアウト等)することで、開発が一定程度進捗した段階でマイルストーン収入を得たり、販売開始後に販売に応じたロイヤルティ収入を得るモデルが一般的です。 今頭頸部がんや再発悪性神経膠腫において臨床第2相(P2)試験の結果が出てきた段階なのでマイルストーン収入まで3年、ロイヤルティ収入までは5年程度かかるんじゃないかなと思います。 最後に株価の値動きですが、バイオに強いみずほ証券が主幹事で既存株主の97%はロックアップがっちりです。つまり売り圧の大半は公募組、HYPER空売り、機関売りと見られます。 初値が安くついた事から将来性うんぬんというより目先の需給面で買われているのでデイトレーダー等に食い荒らされている印象です。 とはいえマザーズ売買代金2位ですしボラも激しいので私自身下の方は利ザヤ狙いで入っています。 まだテクニカルうんぬんの話をできる段階では無いのでただのギャンブル株と言えます。 仕手株と何ら変わらないので入られる際はリスク管理をきちんとする上で売買して下さい。 総合的な投資判断は【中立】とします。今日も乱高下しそうですね。
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