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syamu「高木に恋しちゃったんだよね...」
あず希「えっ...は...そうなんですか...」syamuさんは客の少ない喫茶店のカウンターで、私にそう話した。
syamu「ほんでさ...あず希ちゃんは贈られて嬉しいプレゼントとか知っとるかな?高木に何か渡したいんやけど」
あず希「ええとそうですね....ドラえもんグッズとかどうですか?高木君好きらしいから...」
syamu「そうか!!ならのびバザグッズを作ってあげるだで。ありがとごさいますやであず希ちゃん」
そう言うなり彼は急ぎ足で自宅に帰っていった。
あず希「ははは...いえ...」

カスゴリ「いいかげんにすろって...あんたぁ〜わーけの分からんことばっかりしてさぁ…ほんとにアンタ目ぇ覚ませ(す)って」
バーのママであるカスゴリさんは、酔い潰れながらもまだ酒を飲もうとする私を嗜めてくれる。
あず希「なんてyo!なんで私を選んでくれなかったんだyo!コンチキショー!」
私は年下の男子にsyamuの心を奪われた
ショックから、酒に溺れていた。そうすれば自分を慰められると思ったからだ。
なんとか自分を納得させようとした。だが頭で理解しようにも心が受け入れようとはしなかった。どうしようもない怒りが収まらず、酒を飲みまくって死のうとした時....

シバター「どうも!!シバタァーでえーす!!」
後ろから大きな声が聞こえて振り向く。
大柄な髭面の男が立っていた。
シバター「暗いんだよあず希さんは暗すぎる!!」
あず希「シバターさん!!」
あず希はシバターに抱きついた。
シバターはsyamuの事を知り尽くしている男だ。きっと自分の彼への愚痴も聞いてくれるだろう。
あず希「シバターさぁん...syamuはん酷いんですぉ。私の気持ちなんて全然気づかないでぇ〜」
シバター「まあまあ」
シバターは私の肩を優しく叩く。
とりあえず私たちはカスゴリさんの作ったパッチワークカクテルを飲む。(生クリームとバナナ入りの酒の事)
あず希「やっぱり私が非処女だから...AV女優だからなのかな...」
あず希は口にクリームを付けながら、卑屈そうに語る。
シバター「それは違うよ!!あず希さん」
シバターさんは大声を上げて否定する。
シバター「syamuの奴はそんな小さな事で人を嫌うような奴じゃないよ。syamuはあず希さんの事を大切に思っているさ」
あず希「そうでしょうか...」

シバター「syamuの奴さ。あず希さんが自殺しそうになってた時凄く心配してたんだよ。「俺が動画を投稿してあず希ちゃんを元気づけるんや」ってね。ナーバスな時期にいるあず希さんに直接会うと刺激しちゃうのを避けたかったけど、あいつは君を救いたかったんだよ」

そんな事は今まで知らなかった。あの大量に投稿された動画にそんな秘密が隠されていたなんて。
ただあの動画に...syamuさんには救われた。
彼はおかしな踊りを披露したり、常人にはとても思い付かない様なオリジナルメニューを作っていた。
トンカツマックーブーブーを美味しそうに頬張るsyamuさん。和歌山旅行で子供みたいにはしゃぐsyamuさん。シバターさんと楽しそうに踊り歌うsyamuさん。みんな私の好きなsyamuさんだ。

シバター「syamuはさ、良い意味でも悪い意味でも馬鹿正直な奴なんだよ。そんなあいつが選んだ道なんだからさ、俺たちも応援してやろうじゃないか」
俺たち...?
シバターさん。貴方もひょっとしてまさか?
シバター「それじゃあそろそろお暇するわ。カスゴリさん金払っとくぜ」
カスゴリ「ありがとのう」
シバターさんは私の分もお代を払ってくれた。
私自身シバターさんから言われた事をずっと考え続けた。
自分がsyamuさんにできる事を。

それから暫くして、syamuさんと高木君は結婚する事になった。
あず希「高木君ウェディングドレス似合ってるね。」
高木「いや...そんなこと」
高木君は照れ臭そうに笑う。
syamuさんが聖奈さんのぬいぐるみを高木君に手渡した時はとても心配したが、彼はそれを快く受け取ってくれたので安心した。
この子ならsyamuさんを安心して任せられるだろう。
syamu「このスーツやっぱり着心地辛いわ」
タキシードに身を包んだsyamuさんが呟いた。着慣れない事と、結婚式という舞台に緊張しているのか体はガチガチ震えている。
さなえ「おい!!引きこもり!!ちゃんとしろよ!!」
まいこ「高木さん。お兄ちゃんをよろしく頼みます」
妹さん達はだらしないsyamuさんのフォローをしていた。

岩間「結婚するのか!!このキチゲェどもが!!」
岩間さんは悪態をつきながらも、結婚式の様子を自前のカメラで撮影していた。

バッチリ先生「はい!バッチリ!」

丸山穂高「syamuさん、お久しぶりですね。それにしても貴方に先を越されるなんてね」
syamu「あっ穂高さんやないですか。結婚式にわざわざ来てくれてありがとうごさいますやで」
二人とも多忙のために、会う機会がなかなか無かった様だ。そのせいか、二人ともとても嬉しそうだ。

田所「二人が無事に結婚式まで漕ぎ着けられて。波がで、出ますよ」
田所さんは二人が同性婚に成功して、喜んでいる様だ。手に遠野さんの遺影を持ち、しくしく泣いている。

syamu「おっ、あず希ちゃんも来ていたんか。最近顔を見せないから心配してたんよ」
あず希「ちょっと風邪をひいてましてね...syamuさんに感染させないようにしてたんですよ」
私は嘘をついた。
syamu「大丈夫なんか?風邪引いとるなら無理せんでもええのに。ぶり返さんように気をつけてや」
syamuさんは私に気遣いの言葉を残して、高木の元に駆け寄っていった。

カスゴリ「みんなケーキいらんか?」
カスゴリさんが自作のケーキを来賓客に切り分けている。
焼肉「ウチの業人の為にわざわざすまんなあ」
焼肉さんがあちこちで頭を下げている。

結婚式は着々と進んでいき、牧師さんによる誓いの言葉が始まる。
唐澤牧師「君は親を殺すことができるのか
人は人を傷付けて幸せになれるのか
いま君は何を見ているのか
空は何色か
人は人を愛さなければない
君は親の愛に気が付かなくてはならない
いまが君の人生の始まりだ。君はこれからどのような大人になるのか
俺は君に人を傷付けるのではなく人を助ける人間になってほしい
俺は君の20年後を見ている」

その言葉が終わると共に、syamuさんと高木君はキスをした。

ヒカキン「それじゃあブーケトスをしますよ!!」
花束が空高く投げられる。
私はそれをどうする事もなくながめていた。
おしまい

コーラン燃や神父すき 高木刺しに行って血みどろのウェディングにしようかな俺もな