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このビジネスモデルが面白いというものはありますでしょうか?
例えば 「みんなの図書館さんかく」 というプロジェクトでは、本を売るのではなく本を中心としたコミュニティ形成を目的にしています。本を 「売る」 から 「貸す」 へ。
シェアカーなども、車を 「買う」 のではなく 「借りる」 と新しいサービスを提供していると思います。
もしよろしければ、多田さんの思う面白いビジネスモデルを教えていただけたら幸いです。

質問いただきありがとうございます。おもしろいと思うビジネスモデルを3つ回答します。 ・楽天のポイント経済圏 ・音声メディアのマネタイズ ・コンテンツのブロックチェーン実装による利用権の価値化 楽天のポイント経済圏 1つ目は楽天のポイントがうまく活用されたビジネス設計です。1人のユーザーとしてポイントの魅力からか気づけば Amazon よりも楽天のほうが買いもの額が大きくなっています。 ポイントというお得感の設計がうまいです。Amazon にも購入額へのポイントはありますが Amazon は機械的な付与に対して、楽天はゲーム的な要素がありおもしろいです (例: 0と5がつく日はポイント5倍, 楽天イーグルスやバルセロナが勝てばポイントアップ) 。 ポイントは出店者が 1% 負担をしていて、負担のしわ寄せがいってしまうとよくないですが 「たかがポイント、されどポイント」 のビジネスがおもしろいです。 音声メディアのマネタイズ 2つ目は音声メディアの今後のマネタイズです。ポッドキャストや Voicy 、最近では Clubhouse が登場するなど音声コンテンツが注目されています。一方でテレビや動画に比べてマネタイズの仕組みはこれからです。 音声メディアであってもマネタイズ手法は基本的には同じで、広告 (スポンサー) 、有料会員、コンテンツごとの課金、寄付です。音声メディアではまだ未成熟で、今後どうなるかは興味深いです。 コンテンツのブロックチェーン実装 3つ目は従来は技術的・仕組みがなくマネタイズできなかったことがブロックチェーン技術を活用すればできそうなことです。 例えば本などのコンテンツに有限の閲覧者または閲覧回数の制限をつくり、過去から現在の閲覧記録をブロックチェーン上に記録します。コンテンツ閲覧を有限化し改ざんされない仕組みをつくれば、閲覧のアクセス権限が価値化できます。 今までは本は買う、図書館などの公共サービスを利用、知人から借りるくらいしか閲覧権を取得する方法はなく、マネタイズができているのは1つ目だけです。ここに借りることもブロックチェーンを使えば価値化からマネタイズできるので、こうした仕組みが将来で実現できるかに興味があります。 * * * 回答は以上です。 またよければ質問をいただけるとうれしいです。質問ありがとうございました!

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