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初めまして。
自分はいわゆるプロという立ち位置でギターを演奏している者です。
ですが、バンド経験も学生時代に少しだけ、セッションもした事がなく、競い合い高め合い認めあえる仲間が身近にいないことがコンプレックスとなっています。
溝下さんはどのようにして音楽仲間と接するきっかけを作っていったのでしょうか?
また、音楽好きというだけでは賄えない覚悟の中に、孤独というものは含まれているのでしょうか?

なんだかめちゃ気持ちが分かるので これも長めの回答になってしまいました。 悟空に対するクリリンみたいなことですよね。かつては僕もそういう存在を求めていました。 間違ってたらごめんなさい… でもそれってつまり、平たくいうと 共通のテーマをもつ友達がいない というお悩みですよね? 結論から書くと 「コミュニケーション能力を育てよう」 ということに尽きるのですが まずはあなたから歩み寄って 人に会いに行きましょう。 最初から待っていてもダメです。 ネットで知り合って実際に会いに行く。 少し前の時代は抵抗がありましたが 今の時代、割と当たり前にみんなやってますよ。 これだけでつながりは増えます。 何も世にはジャムセッションをする音楽家だけじゃないです。 まずはツイッターでいいです。 この人の曲や演奏がいいな! この人の考え方や発言がいいな! と思った方にいいねだけでなく 感想などをリプライで飛ばしたりして まずは自分を覚えてもらえるように努力してみては? いきなり会って自己紹介…よりも 「ツイッターでよくリプライくれる人」 と認識されてる方がスムーズに話せると思います。 お互いプロフィールや動画などで 顔出ししていればなおさらです。 あとは自身の発信活動をして 自分はプロとしてこういうことを軸に こんな活動をやっている ということが伝われば 向こうもなんらかのリアクションを返してくれると思います。 (もちろん相手にすらしてくれないこともあります!笑 その辺は空気を読んで…!) 相互フォロー関係になれば DMを送ることができるので 相手のライブなりオフ会なりに行って 実際に声をかければいいと思います。 (それで思ってたのと違う…! なんて事もあります) もちろん あなたがジャムセッションに興味があれば、 一気に素晴らしい演奏家たちと知り合うきっかけになると思います。 セッションバーに行く前に ホストがどういう方なのか 事前に軽く調べてもいいでしょう。 そしてバーでは コミュニケーションを取ることを第一に考えて動きます。 自分が演奏できる曲は 1曲ないし2曲もあれば十分です。 (僕が初めてソエジマくんの初心者ジャムに行った時 isn’t she lovelyとcissy strutしか弾けなかったですw しかもテーマメロディはうろ覚えでバッキングだけ。。。) ステージに上がる時降りる時は ひとこと声かけ。 サウンドチェックもありますから 大きめの声で 「よろしくお願いします」 「ありがとうございました」 ちゃんと目を見て伝えることです。 それで返ってこない人(有名なホストプレーヤーでもたまにいる)とは 時間の無駄なので二度と話しかけなくていいです。 演奏面でのアドバイスは 例えアドリブソロが上手くなくてもいいので オススメはバッキングの時に人の演奏を聴きまくって観察しまくること。 お客さんの反応もよく見ること。 ステージから降りてからも 人の演奏をしっかり聞いて 「あの人は何の楽器でどういう演奏をしてた」 「この人とは一緒に演奏出来なかったけど 良いグルーヴしてたな」 「笑顔がいい人だった」「声が良かった」…などなど 何でもいいので覚えておきます。 ネガティヴな部分は印象的なので覚えやすいですが 忘れるようにしましょう笑 だいたい、セッションバーは休憩時間があります。 その休憩時間こそが重要なコミュニケーションタイムです。 隙あらば人のこと褒めまくります。 褒められて嫌な気持ちになる人はいませんから それがきっかけでだいたいの人と仲良くなれると思います。 仲良くなれそうな人には名刺を渡すと 覚えてもらえる可能性も高まります。 間違ってもセッションバーの隅で フレーズ練習とかしてちゃダメですよ。笑 修行&反省会は家でやりましょう。 こうして コミュニケーション能力の高い人と繋がりがひとつできると その人を中心とした繋がりがまた広がることがあります。 これを繰り返していけばそのセッション界隈でのあなたの認知度は高くなっていき、 次第に向こうからジャムイベントに誘ってくれたり あなたの力を評価してくれる人なら ホストプレーヤーの急遽代役として呼ばれることもあるかもしれません。 また、セッションバーやセッション自体が初心者のうちは 分からないことを聞きまくればいいです。 ググレカスと言わんばかりに 超絶塩対応する人もいれば 丁寧に教えてくれたり アドバイスをもらえたりもします。 そういう人と人とのトークセッションをも、楽しむことができれば その夜はきっと素敵な夜になるでしょう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 と、こんな感じの回答で よろしいでしょうか? ここからは 僕の自分語りをさせていただきますね。 僕はツイッターが30秒の動画投稿ができるようになった初期のころから 演奏動画を上げてました。 (vineはやってなかったです。) そのおかげか、早い段階から 僕のことを認知してくださってるツイッターギタリストの方はいらっしゃったようです。 また今年はYouTube活動を頑張る中で 繋がったYouTuberの方がたくさんいます。 音楽系の方もいればそうではない 別ジャンルの方もいらっしゃいます。 演奏でも情報でも 「誰かのためになる発信活動」は 決して無駄にならないので プロ活動をされているのであれば 積極的にやるべきです。 これらは全て あなたの自己承認欲求を満たすためではなく あなたの存在を誰か他の人に認知してもらうための 活動なのです。 そしてあらかじめ認知してもらっていると コミュニケーションはさらに取りやすく 信用関係も築きやすいです。 ぜひ発信活動をやってみて、 そして継続してみてください。

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