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いつも勉強させて頂きありがとうございます。

今年の漢字 「遊」 について教えて下さい。

多田さんは時間的、精神的な余白を作るために、具体的にどのようなことをされる予定でしょうか。

ラジオで回答頂けると幸いです!!

質問いただきありがとうございます。以下で回答しますね。 ・余白の目安は 20~30% ・やらないことを決める ・完璧主義を捨てる ・小説 「モモ」 からのヒント ・戦略的な時間術 ■ 余白の目安 余白をどれくらい持つかで、私は目安として全体を 100 とした時に 20 から 30 くらいを余白にしたいです。おおよね 70~80% が埋まっていて残りが余白です。 ■ やらないことを決める 余白をつくるために大事なのが 「やらないこと」 です。タスク管理で ToDo リストがありますが、ToDon't リストも持っておくイメージです。 やらないことの例は、 ・スマホで SNS は見ない。SNS はパソコンのみ ・通知設定は必要最低限にする ・仕事は夜の19時以降はしない (Slack 等も見ない) ・人と外食をする日以外は1日に1食とする ■ 完璧主義を捨てる やることで、完成度にこだわりすぎないようにします。完成度については、私は三段階を意識しています。完成度を 20%, 50%, 80% と分けます。 ・20%: 議論のたたきの資料はざっくりの完成度とする (多少のロジックの甘さも目をつぶる) ・50%: 生煮えでまだ早いと思うアイデアやアウトプットもまわりにシェアする ・80%: 100% の完成度ではなく8割で終える 完成度を 100% にするのは例外として、全体で共通するのは多くのことにおいて完璧主義を捨てます。 やればやるほど確かにクオリティは上がりますが一方で時間もかかるんですよね。これはトレードオフなので余白をつくるために完成度を上げすぎず、その分を他のことに時間を使います。 ■ スケジュール管理 余白を作るためのスケジュール管理についても触れておきますね。 朝の起床時刻から4時間はなるべく自分の時間にしてます。この4時間でその日の大事なことの大半をやってしまうようにしています。 日中のスケジュール管理は、公開カレンダーで予め予定をいくつかブロックをしておきます。複数の会議が連続で入らないように、会議前後で30分か最低でも15分は予定がないようにしています。この部分が余白です。 ■ 小説 「モモ」 からのヒント 時間への捉え方で 「この時間は無駄に使っても良い」 と割り切ることを大切にしています。 全てのことを効率よくしようとしないです。というのは、効率を求めるほど時間に追われているように感じるからです。これは本末転倒ですよね。 小説 「モモ」 の世界観で、時間どろぼうがやってくるなと。非効率で無駄な時間を意識して持つようにすると、不思議とその時間は時計の針がゆっくりと進みます。 ■ 戦略的な時間術 ここまで余白を持つための考え方、時間のつくり方をご紹介しました。 要するにどういうことかを一言で表現すれば、「戦略的な余白のつくり方」 です。 これは私の定義で、戦略とは目的達成のための 「やること」 と 「やらないこと」 の決めごとです。今回の文脈では目的とは、「遊」 の漢字に込めた独立して生き残り続けることです。そのための 「やらないこと」 を明確にし、「やること」 も余白を持つためにどうすればいいかが回答内容でした。 回答は以上になります。もし不明点や追加の質問があればおっしゃってください。質問いただきありがとうございました。 stand.fm でも話しているので、こちらもよかったら。 https://stand.fm/episodes/5ff105f70ce24c3d6682e474

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